【キャリアデザインセンター・アルムナイ】何度か経営危機を経験したことで「1円の重み」が理解できた

さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく連載「ALUbum」。今回はキャリアデザインセンター(キャリアデザインITパートナーズ)・アルムナイの松尾尚英さんにご登場いただきました!(在籍期間:2001年〜2015年)

ハルメク・ベンチャーズ株式会社 代表取締役社長
松尾尚英さん

シニア向け事業を行うハルメクのグループカンパニー、ハルメク・ベンチャーズで、主にヘルスチェックサービスの事業運営を行う。微量血液と尿を採取し郵送することでがんや生活習慣病のリスクチェックを行う「おうちでドック®」や一般血液検査データをディープラーニングさせて認知機能の評価を行うサービスを2020年夏にローンチ予定。2020年4月より、株式会社ハルメクホールディングスで新規事業開発の統括も兼任。また、医療ベンチャーの業界団体である一般社団法人医療ベンチャー協会の代表副理事長も務める

>>ハルメク・ベンチャーズ株式会社
>>おうちでドック

キャリアデザインセンターに勤めていた当時の仕事

求人広告のクリエイティブ(新卒)→ITバブル弾けて売上が激減し、稼いで来いと広告営業に異動→広告営業MGR(課長、部長)→新規事業リーダー→ITエンジニア・クリエイターの派遣業を立ち上げ、イントレプレナーとして事業を子会社化、派遣業務の全体を統括。

退職の経緯

会社から派遣されたビジネススクールで他企業の経営幹部と共に学んだ際に、自分の経験が偏っていたことに気が付いたことと、自分が目指すプロ経営者にチャレンジするために40歳で経営に挑戦できる環境を選びました。(35歳の時に転職)

現在の仕事内容

今は、株主からPL、BS、CFの責任を任されヘルスケア企業の経営をしています。過去の経験で現在の仕事に生きていることは、何度か前職で経営危機を経験し、1円の重みを理解していること、でしょうか。

特にリーマンショックは今でも忘れられません。

自分が全力で向き合って採用に関わった社員たちに対して、厳しい話をしなくてはならなくなったり、そもそも、売上が無い中で無駄を極力排除して、一人でも多くの雇用を維持することに日々悩んだりして、「お金はATMで自動的に入金されるのではなく、お客さまに価値を提供する対価としていただいたものを原価を引いて利益を得るんだ」という至極当然の経済活動の原理原則を痛いほど味わいました。

二度とあんな想いをさせたくないし、したくないということから、お金とは何かという理解が深まり、現在の経営でも生かせていると思います。

退職後のキャリアデザインセンターとのつながりや交流

キャリアデザインセンターアルムナイという卒業生ネットワークの中で、情報交換をしたり、懇親をしたりしています。その中でかつての同僚が立ち上げたサービスに興味を持ち、実際に活用したりもしています。

また、退職後も比較的カジュアルに会う同僚もいて、たまに会って旧交を温めています。

キャリアデザインセンターのアルムナイ・ネットワークについて

現状に対してプラスがあると感じています。単なる過去を懐かしむグループであればあまり参加する意欲もわかないのですが、私の知らないビジネスや事象も含めて、過去信頼していた同僚から得られる知見は現時点でのON、OFFともに有益なケースが多いです。

参加してよかったと思うこと

先述の通り、アルムナイを通じて現在の会社をサポートしてくれるパートナー企業も見つかりました。

今後は多様なイベント、多様なコミュニティ、多様なリーダーが発生してもいいのではと思っています。

キャリアデザインセンターへのメッセージ

人材マーケットは景気の浮沈に大きく影響を受けるマーケットですが、過去何度も再起している経営体力を社員は信じ、余計なことをなるべく考えずに、目の前の顧客(企業、就活者、派遣社員)に適切な価値を提供するのが一番大事だと思います

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