年は忘れても絆は忘れず。アルムナイ忘年会を取材してきました!

12月と言えば忘年会。いよいよ忘年会シーズンも本番を迎えています。各地でもアルムナイ同士による忘年会、その名もアルムナイ忘年会が開催されているようなので、とある企業のアルムナイ忘年会にアルムナビ編集部が取材させていただきました!

早速、乾杯でアルムナイ忘年会がスタート!皆さんの楽しそうな様子が見て取れます。こちらのアルムナイ忘年会では、300名弱のアルムナイで構成されるFacebookグループで参加を募り、当日は30名ほどが参加。

この規模での忘年会自体は今回が初の試みだったそうで、幹事の菊池さんは「この場を通じて新たなお互いに刺激を与え、さらに新たなつながりやビジネスが生まれて欲しい」と、その開催への想いを語ります。

そうした意図もあり、いろいろな工夫が随所に見受けられました。たとえば席次表。あえて席をランダムにすることで新たなつながりを生みやすくしているそうです。

そして、参加者には事前に「古巣での仕事」「現在の仕事」「いま関心があること」などといった質問項目で構成されるアンケートを実施し、当日受付でその回答結果をまとめた資料を配布。それまで顔見知りではなかったアルムナイ同士でも、交流しやすくなるような工夫ですね。

忘年会の途中には、「アルムナイ忘年会ならでは」のコンテンツが。宴もたけなわの中、菊池さんの司会のもと、「PR Time」がスタートしました!

これは希望者を対象に、現在自身が取り組んでいることをプレゼン形式で発表するコンテンツで、たとえば、

  • 現在自身が取り組んでいる事業の紹介
  • 独立を果たし、現在経営している会社の紹介
  • 現在挑戦しているクラウドファンディングの告知

などといった多岐にわたる内容で、会場は大きな盛り上がりを見せます。

プレゼンをしたうちの一人、池野花さんは、現在フリーライターとして活動しており、古巣からのお仕事を請けることもあるとのこと。また「在籍時代から社員同士の仲が良く、カジュアルに飲み会も行われていたので、今日のアルムナイとしての忘年会もとても楽しみにしていました!」と言います。

また池野花さんは、フリーライターとして活動する傍ら、現在、「Cafune Books(カフネブックス)」という本屋の開業に尽力されており、現在クラウドファンディングに挑戦しています。実際にアルムナイの方からの出資があり、そのつながりの大切さを身をもって感じているそうです。

そしてこの「PR Time」でも、クラウドファンディングについて告知したところ、他のアルムナイから「この場でページを開いてみようぜ!」といった声が上がったり、さらにはその場で出資をするアルムナイの方もいらっしゃったりしました!

会社を辞めた後も「同じ古巣を持つ仲間」として、お互いにつながり、そして協力し合える関係性はすてきですよね。このようにアルムナイ同士の結びつきを肌で感じることができるのも、アルムナイ忘年会の魅力であると感じました。

「アルムナイ同士で集まって話したい!」と思っても、何かの機会がないと集まれないことはよくあるのではないかと思います。しかし、日本には幸いなことに“忘年会”という絶好のイベントがあるので、これをきっかけに古巣の仲間と飲み交わしてみてはいかがでしょうか。

編集後記

「アルムナイ同士で忘年会を開催」と聞いたら、どんなイメージが浮かびますか?

昔の仲間同士で昔話や情報共有を楽しんでいるというポジティブなイメージを持つ方ももいるかと思いますが、「古巣に対しての愚痴がたくさん出そう」といったネガティブなイメージを持ってしまう方も多いかと思います。

しかし実態は、「アルムナイ忘年会」を通じて「新たなつながり」が生まれ、「新たな刺激」を得る、そういったポジティブ連鎖となる場でした。

「同じ古巣だからなにかと信頼できる」
「同じ古巣だから親近感がわき、すぐ打ち解けられる」

そういった価値がアルムナイ忘年会にはあり、ポジティブな循環を作り出すんだなと感じました。

是非みなさんもアルムナイ忘年会、開催してみてはいかがでしょうか?アルムナイ同士のみならず、現職社員の方は「辞めたアイツ」を誘ってみるのも良いかもしれません。まだ間に合いますよ!(笑)/アルムナビ編集部・勝倉 直登