【レジェンダ・アルムナイ】寺澤敬子さんの退職ストーリー

さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく企画「アルムナイ・アルバム(ALUbum)」。

今回は、レジェンダ・コーポレーションのアルムナイで、現在は外資系IT企業のシドニー支社で働く寺澤敬子さんにご登場いただきました。

レジェンダ・アルムナイ寺澤 敬子さん
外資系IT企業 人事部 マネージャー
寺澤 敬子 氏

医科大学にて、研究職や治験プロジェクトの翻訳・通訳などの経験を経た後、2007年にレジェンダ・コーポレーションへ入社。人事コンサルタントとして4年間従事。その間に、10ヶ月間の産休を経験。2011年に退職し、現職となる外資系IT企業へ入社。現在は、シドニー支社にて人事部に所属

私とレジェンダ・コーポレーションをつなぐ3つのポイント

  • レジェンダへの感謝:子育てしつつ、キャリアも伸ばせる経験を積ませてもらったこと
  • 退職後も活きるレジェンダで得たもの:プロの人事、コンサルとしての考え方、仕事の仕方
  • 退職後の関係性:レジェンダアルムナイ専用のシステムやSNS上でつながり、帰国する時には再会する仲

レジェンダ・コーポレーション(2007年〜2011年)への入社の経緯

レジェンダへ入社する前は、医科大学で研究職と国際学会の事務局、治験のプロジェクトや翻訳・通訳を4年間していました。そこでの経験から色々思うところがあり、HRへのキャリアチェンジを決意して転職活動をするのですが、まったく畑違いのところへの挑戦というところで苦労していました。

レジェンダは英語ができるならHR未経験OKということで、お試しのつもりで面接へ行ってみたところ、アサインされる予定のプロジェクトが大変面白そうだったため、即入社を決めてしまいました(笑)。転職活動で正式に面接に行ったのはレジェンダだけでした。

レジェンダ・コーポレーション時代に携わった仕事

某外資系金融の立ち上げのお仕事をさせていただいたのですが、本当に毎日がジェットコースターのようでした。勤務時間もそれまでと大幅に変わりましたし、プレゼンテーションをしに行く相手がいきなりビジネスの統括をされているシニアの方だったりと、毎日挑戦の連続でした。

人事採用業務に関しては当時は素人でしたが、経験のある上司とペアで現場に入らせてもらい、OJTを通じて学びました。自社に帰ると、分析のプロや、プレゼンのプロなど、様々な分野に強みのある先輩方がいらっしゃったので、過去のプロジェクトの仕事を見ながら毎日やり方を盗む、という感じで様々なことを吸収しました。

その後のアサインも結構ストレッチなものが多く、レジェンダの4年間は私の人事コンサルとしての基礎として、また仕事をする上でクライアントに対する姿勢など、今も大変役に立っています

レジェンダ・コーポレーションを退職した経緯

2009年に長女を出産し、10ヶ月産休をいただいで復帰した後も、大変面白いストレッチなアサインメントをいただいていたのですが、2011年末の段階で一旦それが途切れてしまいました。

社内でのチャレンジを模索しながら社外で同様の機会を探したところ、現職の外資系IT企業からオファーが出たため、最終的には現職に行くことに決めて2011年の4月に退職しました。

退職の時には、社長の藤波さんはじめ、プロジェクトを指導していただいた上司の皆さんに何度も面談をしていただきました。大変真摯に対応していただき、レジェンダの良さがすごく印象に残っています。

最終的には、前週の金曜日にプロジェクトレビューを完成・提出して、翌月曜日に現職へ転職という慌ただしさの転職となりました(笑)。

現在の仕事/取り組み

3年ほど前に外資系IT企業のシドニーオフィスに異動し、現在は人事部の責任者として仕事をしています

一人で完結する仕事ではなく、本当に様々なstakeholder managementをしつつ戦略を実現して行き、短期だけでなく中・長期的な動きをします。これまでの社会人経験を全投入して取り組んでいます。

プライベートでは、3年前にシドニーに家族で移住し、夫と娘三人(10歳、5歳双子)と暮らしています。オーストラリアの子育ては、東京と比べてかなりゆるいのですが、私自身子供時代は出雲(島根県)でのんびりと育ったため、ホームに近い感覚で生活をしています。

レジェンダ・コーポレーションとのリレーション/アルムナイ同士のネットワーク

(こちらのアルムナビを運営する)株式会社ハッカズーク代表の鈴木さんをはじめ、レジェンダアルムナイは各社で社内人事として活躍されている方が多く、自社の近くの元同僚などは、東京に出張があると会ってキャッチアップします。

あとは、レジェンダアルムナイ専用のシステムやSNS上でつながっているので近況報告はそこでおこなっています。

古巣レジェンダ・コーポレーションへのメッセージ

人事として、またコンサルとして、お客様のためにどのような考え方、提案をすればいいのか、プロとしてのレベルの仕事をするのかなど、レジェンダで教わったことは今の私の大きな基礎となっています

激務だったのですが(笑)、子育てをしながらもストレッチしたいという希望を叶えてもらえるアサインメントを毎回いただけたことは本当に感謝しています。

また、在籍当時のレジェンダは家庭的な雰囲気で、心理的安全性という点で先駆けだったんではないでしょうか。社内には産休第一号の先輩女性がいらっしゃり、様々な声をあげていただいていました。

また私自身、育児と仕事の両立に悩んだ時に、当時上司の鈴木さんに「これ以上家庭を犠牲にして云々」と愚痴った時があったのですが、その時に「どっちかを犠牲にしないといけないものなんですかね〜?」と逆に問われたことがきっかけで、被害妄想の視点から抜け出せ、「やりたいことはなんでもやろう!」と前向き思考になりました。三人子育てしながらフルタイムで今も働けているのは、この思考転換が早めにできていたからだと思います。ありがとうございました!

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編集後記

レジェンダ・コーポレーションでの学びや経験を全投入し、現在はシドニーで外資系IT企業の人事部マネージャーとして活躍されている寺澤さん。

今では人事のプロである寺澤さんですが、レジェンダへ入社する前は人事領域は完全に未経験だったそう。レジェンダで経験を積んだ4年間を、「挑戦の連続だった」「毎日がジェットコースターのようだった」と表現され、人事のプロとなるまでの道のりの険しさが窺えますが、同時にとてもポジティブで現在のキャリアにつながる充実された期間であったことも伝わります。

寺澤さんが悩んだ時や退職意思を伝えた時のやりとりからは会社の誠実さが感じられ、だからこそ今でも縁が続いているのだなと感じました。(アルムナビ編集部・築山 芙弓)